HMSビクトリー
ディアゴスティーニ社製HMSビクトリー作成中です。 発売当時、通常では考えられない位の高価なキットがネットでは、破格の値段でした。 全120巻で完成まで二年半近くかかるのですが、たいていの人は第10巻ぐらいでお手上げしてしまい、残った残骸をネットオークションに出品。 そうなると全巻そろわないので、ジャンク品になり、私にはこんな好都合なキットはありません。 最初10巻のキールとフレームは図面さえあれば、簡単に自作できます。 あとは、冊子にある膨大な材料を全部取り出して、外箱は廃棄。 材料そろえるだけでも、ほんと高価で、入手困難なのでお得でした。 説明書も初心者でも完成できるように写真がたくさんあり、わかりやすいです。 ですが私には、やはり材料のグレードが気になりました。 塗装の作品には、問題ないですが木目を重視する作品には、向かないと思います。 おそらくこのキットの材料はヒノキ、合板、白木しかなく、加工しやす材料なのですが、柔らかすぎて物足りないのです。 通常のキット、特にコレール社製などが使用している、薄くて硬いウォールナットなどの材料はないので、値段のわりには高級感が感じないのです。 昔、帆船模型の中島寛治氏という方の作品をネットで見ましたが、ほんと素晴らしい材料と技術の最高傑作の間違いなく美術品。完成品は最低でも100万円はしますから、購入者の方が、ほんとうにうらやましいです。 あ、この作品もちゃんと作ります。 2018年から作り始めてもう3年経ちましたが、船体のほとんどと艤装品、マスト、ヤードもほぼ完成してます。 やはり、帆船模型のおすすめの作り方は、細かい艤装品を作成してから、最後に船体にとりかかった方が、お勧めです。 なぜなら、最初に船体を完成させると、その時点で満足してしまい、そこから、何年もほったらかし、そして諦めてしまいがちになるからです。 船体を完成させるとほんと優越感に浸りがちなので、そこから,チマチマと細かい部品を作るのはとても大変ですし、そしてそのあとの、地獄のリギング(ロープワーク)となるので、このディアゴスティーニの通りに120巻まで、たどり着くには、初めての趣味にしては過酷過ぎに思えます。 もし、私のように、ディアゴスティーニで半端なキット、特にキールとフレームがない商品を落札して、放置している方がいましたら、連絡ください。 ビクトリーなら原価でカットして差し上げられますので連絡ください。 是非、一緒に完成させましょう。 かなりの大型キットですが、大きい方が作りやすいです。 お分かりだとは思いますが、付属のロープのほとんどは、軟弱なので、新たに購入したほうがいいです、それとできれば、セールも自作の方がクオリティが上がります。 ですが、金属パーツの錨と砲身はなかなかリアルで重量感がありますので、完成させると本当にミュージーアム級の完成度です。